こんにちは、ハヤです。
営業をしているのですが、失注が多くて心が折れちゃう。どうしよう。
以上のお悩みを解決できます。
◆本記事の内容
・筆者のエピソード
営業歴4年の私ですが、金融機関での営業を経て、今はテレマーケティングとアポインメントの仕事をしています。これまでの経験を通じて、成果を出すために気づいた考え方をシェアしたいと思います。
成約を取るためには確率の考え方は重要です
営業する上で、確率の考え方は非常に重要だと感じています。
確率という言葉を聞くと、苦手意識を持つ方もいるかもしれませんが、心配しないでください。複雑な計算などは必要ありません。実を言うと、私自身も確率の細かい部分まで理解しているわけではありません。
ところで、営業というのは、ザックリ言えば「成約」(成果)と「失注」(断られること)の二つに分けられます。実際にお客様に営業をしてみると、成約よりも失注の方が多いのが現実です。
営業する商材やターゲットにもよりますが、私の場合、既存のお客様を対象にしているので、100人に営業をかけた場合、10人は成約が取れ、残りの90人は失注する割合になります。
営業テクニックを駆使すれば、成約数が多少増えることもあるかもしれませんが、大きな変動は期待できないでしょう。
ただ、ここで一つ考えたいのは、会社の業績において、成約は利益をもたらしますが、失注は収益になりません。つまり0円です。100人にアクションを起こして90人に断られると考えると、心が折れそうになりますし、営業としての自信を失うことにもなりかねません。
そこで必要になるのが「確率」の考え方です。この考え方を持つことで、たとえ失注が続いても、心が折れることなく営業を続けられるのではないかと思います。
次からは、営業が確率であることを実感した私の体験を、具体的なエピソードを交えて紹介します。
確率であることを実感したエピソード
ここからは、営業は確率であることを感じたエピソードを2つ紹介します。
その1:テレマーケティング・アポイントの経験から
私は企業でテレマーケティングとテレアポを行っています。具体的には、サイトに登録されたユーザーに電話をかけてサービスを案内したり、アポイントを取ったりしています。
しかし、成約を取るためにユーザーに架電し、お客様と話さなければ始まりません。
実際の業務では、留守や不在、現アナ(「現在使われておりません」とアナウンスが流れること)といった状況も多く、その場合の成約確率は0%となります。
こうした状況に直面したときは、次の方に電話をかけるしかありません。
一時期、私は断られたり、留守や不在が続くと、「自分は何をやっているんだろう」と思い、電話の手が止まってしまうことがありました。
そのような時に、先輩から「確率」の考え方を教えてもらったことで、営業の考え方が大きく変わりました。
確率の話を教わってから「成約できる人に出会うために架電する」と考えるようになりました。
この考え方を持つことで、気持ちを切り替え「ハイ、次、次、次」と前向きに電話を続けられるようになり、最初は1日2件しかかけられなかったのが、今では70件以上かけられるようになりました。
確率の考えがとても役に立った瞬間でした。
営業のリストが2週目以降になると・・・
テレマーケティングやアポイントの業務では、リストに載っているユーザーに順番に電話をかけて営業を行います。
1週目は電話がつながる可能性(通電率)が高いので、成約の確率(トスアップ率)も高くなります。
しかし、リストが2週目や3週目に進むと、1週目に留守や不在だった方にも再度電話をかけることになります。このため、電話がつながる確率が下がり、それに伴って成約の確率も下がる傾向があります。
そのため、1週目と同じ方法で2週目の電話をかけると、成約の確率がさらに低下してしまいます。
テレマーケティングの成功には、まず「電話がつながること」、次に「成約が取れること」が重要です。
理論的には、2週目以降はさらに多くの電話をかける必要があります。
その2:営業経験から
私は過去に金融機関で営業をしたことがあり、インサイドセールスとしてお客さんの自宅や会社を訪問し、集金やセールスを行っていました。毎日約15〜25件の訪問をこなしていました。
営業で成約を取るためには、まずお客さんの元に訪問することが必要です。
上司の時代には、勤務時間外も使って訪問していたこともあったため、上司からいつも「もっと訪問件数を増やしなさい」とよく言われていました。
しかし、上司の時代に比べて勤務時間が短くなり、顧客数が減少し、移動距離が増えたため、訪問件数を増やすのが難しくなりました。
当時は「絶対無理だ」と感じていましたが、数年後にテレマーケティングを始めてから、そのアドバイスの意味が理解できるようになりました。
営業では成果が不可欠です。1件でも多く訪問することで成約確率が上がるという考え方は、今のテレマーケティングにも役立っています。
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